コンウェイ円

提供: testwiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
A geometrical diagram showing a circle inside a triangle inside a larger circle.
コンウェイ円と、その円周上の六つの点。Iは三角形の内心、等長の辺は同じ色で塗り分けてある。

ユークリッド幾何学において、コンウェイ円(コンウェイえん、テンプレート:Lang-en-short)とは三角形の辺を拡張した直線上の、頂点からその対辺と同じ長さの距離にある点を通る円である。 そのような6点が共円であるという定理をコンウェイ円の定理(Conway circle theorem)と言う[1][2] 。名称はジョン・ホートン・コンウェイに由来する。

証明

同じ長さの線分は同色で示してある。IFcPaIFcQbIFaPbIFaQcIFbPcIFaQa|IPa|=|IQa|=|IPb|=|IQb|=|IPc|=|IQc|

テンプレート:Mvarテンプレート:Math内心テンプレート:Mvar内接円の半径、テンプレート:Mvar半周長テンプレート:Mvarを内接円と辺テンプレート:Mvarの接点とする。

テンプレート:Mvarはそれぞれテンプレート:Mvarの垂線であるからピトーの定理よりテンプレート:Math, テンプレート:Math, テンプレート:Mathである。6つの三角形 テンプレート:Mvarはすべて、テンプレート:Mathテンプレート:Mvarと等しい長さの辺を持ち、また直角三角形である。したがって二辺夾角相等より6つの三角形はすべて合同で、テンプレート:Math が成り立ち、6点テンプレート:Mvarテンプレート:Mvarとの距離が等しく、テンプレート:Mvarを中心として共円である。

性質

コンウェイ円の半径は

r2+s2

である[2]。ただし r は内接円の半径、 sは半周長である。

一般化

コンウェイ円の定理

コンウェイ円の定理は次のように一般化できる。

テンプレート:Mathと直線テンプレート:Mvar上の点テンプレート:Mvarについて、符号付き距離で、テンプレート:Mathをみたす点を、それぞれテンプレート:Mvarテンプレート:Mvar上に、テンプレート:Mvarテンプレート:Mvar上に、テンプレート:Mvarテンプレート:Mvar上に作ったとき、テンプレート:Mathテンプレート:Mvar共円である[3]

テンプレート:Mvarテンプレート:Mvar上のテンプレート:Mathを満たすような外側の点とすることで、コンウェイ円の定理を得る。

関連

出典

テンプレート:Reflist

外部リンク