逆ガンマ分布

提供: testwiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

テンプレート:Expand English テンプレート:確率分布

逆ガンマ分布(ぎゃくガンマぶんぷ、テンプレート:Lang-en)は連続確率分布の一種で、その母数は2つである。ガンマ分布に従う確率変数の逆数は逆ガンマ分布に従う。

定義と性質

逆ガンマ関数の確率密度関数テンプレート:Ill α>0テンプレート:Ill β>0で、 (0,) の上で

f(x;α,β)=βαΓ(α)eβ/xxα+1

と定義される[1]。ここで Γガンマ関数である。尺度母数について

f(x;α,β)=1βf(x/β;α,1)

である。逆ガンマ分布の累積分布関数は次のように表される。

F(x;α,β)=Γ(α,β/x)Γ(α)

ここで分子の Γ不完全ガンマ関数である。

モーメント

α>n の場合、n 次のモーメント

E[Xn]=βnΓ(αn)Γ(α)=βn(αn)(α1)

である[2]期待値分散はそれぞれ

E[X]=βα1(α>1),V[X]=β2(α2)(α1)2(α>2)

である。

他の分布との関係

  • 𝖨𝗇𝗏𝖦𝖺𝗆𝗆𝖺(α,1/2)𝖨𝗇𝗏𝖢𝗁𝗂𝟤(2α)テンプレート:Ill
  • 𝖨𝗇𝗏𝖦𝖺𝗆𝗆𝖺(1/2,β)𝖫𝖾𝗏𝗒(0,2β)レヴィ分布
  • X𝖦𝖺𝗆𝗆𝖺(α,θ)ガンマ分布θ はガンマ分布にとっての尺度母数)ならば 1/X𝖨𝗇𝗏𝖦𝖺𝗆𝗆𝖺(α,1/θ)
  • 注意:X𝖦𝖺𝗆𝗆𝖺(α,β)ガンマ分布β はガンマ分布にとってのテンプレート:Ill)ならば 1/X𝖨𝗇𝗏𝖦𝖺𝗆𝗆𝖺(α,β)
  • X𝖨𝗇𝗏𝖦𝖺𝗆𝗆𝖺(1,β) ならば 1/X𝖤𝗑𝗉(β)指数分布

脚注

テンプレート:Reflist

参考文献

関連項目

テンプレート:確率分布の一覧