弓形

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:参照方法 初等幾何学における弓形(ゆみがた、テンプレート:Lang-en-short (記号: )は、円板から割線またはによって残りの部分から「切り取られる」部分を言う。より厳密には、円の劣弧(中心角が180°未満の弧)とその円弧の両端点を結ぶ弦で囲まれた二次元の領域を弓形という。

各種の公式

弓形(緑)は、割線/弦(破線)と弧(緑の領域の天井)で囲まれる: 扇形の高さ=半径 テンプレート:Mvar は、弦からの高さ テンプレート:Mvar と深さ テンプレート:Mvar の和

円の半径テンプレート:Mvar, 中心角は テンプレート:Math とし、弦の長さ テンプレート:Mvar および弧長 テンプレート:Mvarの長さ テンプレート:Mvar および扇形の三角形部分の高さを テンプレート:Mvar とする。

円の半径は R=h+d=h2+c28h と表せる。

後者の テンプレート:Mvarテンプレート:Mvar で表された式は、テンプレート:Math直径の長さ)と テンプレート:Mvar が互いに直交する弦の長さであることに注意すればテンプレート:Ill2方冪の定理の特別の場合)から (2Rh)h=c2c2=c242R=c24h+hR=c28h+h2 と求められる。

円弧の長さは s=α180πR=θR=arcsin(ch+(c2/4h))(h+c24h) と書ける。

最後の逆正弦函数 テンプレート:Math を用いた式は、同じ弧を見込み一辺が直径となるような円周角を考えることで導かれる。実際、円周角の大きさテンプレート:Sfrac であり、その角を含む斜辺が直径であるような直角三角形が作れる。このような設定は、以下で見るようなほかの逆三角函数公式を導くにも有用である。

さらに半角公式ピタゴラス関係式などを用いれば、弦長 c=2Rsinθ2=R22cosθ=2R1(d/R)2 あるいは矢の長さ h=R(1cosθ2)=RR2c24 および中心角 θ=2arctanc2d=2arccosdR=2arccos(1hR)=2arcsinc2R なども計算できる。

面積

弓形の面積 テンプレート:Mvar扇形の面積から、三角形部分の面積を引いて A=R22(θsinθ)=R2(arcsinc2Rc2R1(c2R)2) で求められる。あるいは中心角を度数法で測るならば A=R22(απ180sinα) である。

円板全体の面積 テンプレート:Math との比をとれば、AS=12π(θsinθ)=α360sinα2π となる。

応用

面積公式は、部分的に充填された円筒形の貯蔵タンクの体積を計算するのに用いることができる。

丸みのある天板を持つ窓やドアのデザインにおいて、テンプレート:Mvarテンプレート:Mvar だけが分かっているという場面で、製図士がコンパスで テンプレート:Mvar を計算することに利用できる。

弓形の弧長や弦長を測定して、弓形からもとの円板全体の完全な寸法を復元することができる。

円系パターンの穴の位置をチェックすること、特に機械製品の品質チェックに利用できる。

関連項目

参考文献

テンプレート:Reflist テンプレート:Empty section

外部リンク