ミンコフスキー・シュタイナーの公式

提供: testwiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

テンプレート:Expand French

n=2における公式の図解

ミンコフスキー・シュタイナーの公式(シュタイナー・ミンコフスキーのこうしき、テンプレート:Lang-en-short)は、数学におけるユークリッド空間コンパクト部分集合表面積体積に関連する公式。適切な意味で表面積を体積の"導関数"として定義する。ヘルマン・ミンコフスキーヤコブ・シュタイナーの名を冠する。

ミンコフスキー・シュタイナーの公式は、テンプレート:仮リンクとともに等周不等式を証明するために使用される。

主張

n2において、Anコンパクト集合μ(A)Aルベーグ測度(体積)とする。ミンコフスキー・シュタイナーの公式によって数量λ(A)を次のように定義する。

λ(A):=lim infδ0μ(A+Bδ)μ(A)δ,

ここで

Bδ:={x=(x1,,xn)n||x|:=x12++xn2δ}

半径δ>0球体で、

A+Bδ:={a+bn|aA,bBδ}

ABδテンプレート:仮リンク

A+Bδ={xn| |xa|δ for some aA}.

とする。

備考

表面測度

"十分素性の良い"集合Aについて、数量λ(A)は確かにA境界A(n1)次元の測度に対応する。フェデラー (1969)はこの問題を完全に解決している。

凸集合

A凸集合であるとき、上記の上極限は真に極限となる。これは

μ(A+Bδ)=μ(A)+λ(A)δ+i=2n1λi(A)δi+ωnδn,

を示すことができる。ここでλiAのある連続写像Quermassintegralsを見よ)で、ωnn単位球の測度(体積)である。

ωn=2πn/2nΓ(n/2),

単位球面の体積はガンマ関数Γを用いて上の式で表される。

A=BRとすると、次の半径R球面の表面積と体積に関する有名公式を得られる。 SR:=BRについて、

λ(SR)=limδ0μ(BR+Bδ)μ(BR)δ
=limδ0[(R+δ)nRn]ωnδ
=nRn1ωn,

出典