Iのi乗

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テンプレート:出典の明記 数学において、虚数単位 テンプレート:Mvarテンプレート:Mvarテンプレート:Mvarテンプレート:Mvar じょう)すなわち テンプレート:Math とは、ある可算無限個の実数である。ネイピア数 テンプレート:Mvar円周率 テンプレート:Mvar を用いて、

ii=e(4n+1)π/2

と書ける(テンプレート:Mvar は任意の整数)。テンプレート:Math としたとき、テンプレート:Math主値

ii=eπ/2=1eπ=0.20787957

を取る(テンプレート:OEIS)。

計算の方法

まず テンプレート:Mvar偏角は(ラジアンで) テンプレート:Mathテンプレート:Mvar は任意の整数)であることに注意する。

ii=eilogi

ただし テンプレート:Math複素対数函数多価関数)であり、テンプレート:Math

logi=ln|i|+iargi=ln1+i(π2+2nπ)=i(π2+2nπ)

そして指数関数 テンプレート:Math は、冪級数

ex=exp(x)=n=0xnn!=1+x+x22!+x33!+x44!+

等により定義され、虚数乗も計算できる。

ここで テンプレート:Math実数値関数自然対数であり

ii=eii(π/2+2nπ)=e(π/2+2nπ)=e(4n+1)π/2

と計算される。テンプレート:Math とおくと

ii=,e7π/2,e3π/2,eπ/2,e5π/2,e9π/2,

となる。主値は冒頭の通り テンプレート:Math のときの テンプレート:Math である。

数学的性質

テンプレート:Math の取る値はどれも正の実数であるが、テンプレート:Math の整数 テンプレート:Mvar を適当に小さくとれば、どんな実数よりも大きな数になり、逆に テンプレート:Mvar を大きくとれば、どんな正の実数よりも小さな数になる。したがって テンプレート:Math には最大値も最小値も存在しない。

テンプレート:Math の主値 テンプレート:Math

eπ/2=e(i/2)Log(1)=(1)i/2

であるから、ゲルフォント=シュナイダーの定理より、超越数であるため、無理数である。同様に他の テンプレート:Math の値も超越数である。

なお テンプレート:Math

(i)i=eilog(i)=e(π/22nπ)

なので、テンプレート:Math である。

テトレーション ii..i極限は実数ではない複素数に収束する (Macintyre 1966)。

iii...=limnin2=limnin=limn(i)nii=W(logi)logi=2iπW(π2i)0.438283+0.3605924i.

ただし、テンプレート:MathランベルトのW関数である。

関連項目

外部リンク

en:Imaginary unit#i raised to the power of i